つぶだかの新卒感想ブログ

自分が第二新卒として転職した時の体験を書いています。

多分ブラック企業に入社しました2

初めまして!

つぶだかと申します。今回は前回の続き、自分の会社体験談の入社前の出来事について書いていきます。入社前での出来事については、今回で纏めきれればいいなと考えています。

最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

”つぶだかのブラック企業譚”「入社前編」

入社前編「内定式」

今の企業から内々定をもらい、入社前に二度、事前研修を行ったんですが、二度目の研修のまえ、10月に内定式というもがありました。

内定式は企業によってはないところもあるようなのですが、内定を企業側が祝ってくださる行事、だから、「行って、話を聞いていれば終わるだろう。」そう軽く考えていました。

まず、始まる前の違和感は時間がものすごく長いということ。朝集まって夜終わる、それこそ今の出勤して帰る、くらいの時間でした。

他の、内定式がある友人に聞いても長いと驚かれるくらいで、明らかにおかしいんですよね。

なにをそんなにやることがあるのだろう、と思って予定表を見ると、”TOEIC”の時間がありました。

え?????

TOEIC?内定式で?なんで???

かなり頭の中が?で埋まりましたし、そもそもな内定を頂いたときにTOEICのスコアが必要なんて話は一度も聞いてないんですが、そこはやはり大企業、そういうこともあるのか、結構スパルタなんだな、くらいに思っていました。

取り敢えずそこは一旦おいておいて、他になにがあってこんなに長いんだろうと他を確認してみると、

”内定式リハーサル”1時間

という項目がありました。

リハーサル?????

また頭の中が?で埋まりました。

今度は本当に書いてある意味が分からなかったです。

どちらかというと受け身のイベントだと思っていたので、なんでリハーサルなんかあるのか、しかも流れの確認とかではなく。がっつり1時間かけてやるリハーサルって何なのか。

この時、正直言って内定式に行くのも少し怖かったですし、なんなら自分の内定先への不安が大きくなりました。

それでも、やっぱり行かないという選択肢はなかったです。同期にも会えるし、会社の先輩方にもあえて、何より大企業の内定式ってその響きだけでなんだか恰好よさそうだったので。

そういう考えが甘かったのだろうなと思い知らされたのは、内定式当日でした。

会場は大きなホテルのホールで行われました。会社の記録ように大きなカメラがあったり、社員の方々がインカムをつけながら動いて、

なんか凄そう!!

語彙力がないですが、素直にそう思いましたし、その時はワクワクしていてこれから始まる凄そうなイベントに対しての期待で胸が膨らんでいました。

しかし、実際にはこの企業の体育会系な部分と軍隊チックな社風を体感することになりました。

内定式のリハーサルでは、起立、礼、セリフ(お願いしますや、ありがとうございました)、着席の練習を最初にしました。

起立や礼の練習ってなんだ?と思う方がいらっしゃると思うんですが、私も思いました。

どのタイミングで、何秒で動作を行って、腕や背中の角度は何度で、など細かく指示を出され、一連の動作が全体でそろうまで練習をしました。

そして、その次はセリフの練習で、お腹から声をだすこと、一言一句間違えなこと、どこで区切るか、などを指導され、これも全体でそろうまで行いました。

内定を貰ってからゲーム三昧だった私は、ここまででかなりくたくたになってしまいました。

このリハーサルのあと、本番を無事乗り越え、もう後は会長や偉い人の話を聞くだけになりました。

最初に話された現取締役の方の話は長くなく、内容もこれから頑張ってほしいというようなもので普通でしたし、何ならいい話であったと思います。

ただ、会長の訓示が、すごく長く、勿論その間内定者全員は立っていなければならなかったので、それなりにきつかったですし、会長の話も、ものすごく話が飛ぶので全然話が頭に入ってこなかったです。なんというか、頭に浮かんだことをそのまま言っているような印象でした。

そんなこんなで空が暗くなるまで内定式は続き、帰路につくことになるのですが、帰り路、

あ、無理かも、、、

この思いが私の頭の中いっぱいに広がっていました。

体力的にも、精神的にも疲れ、正直会社に対しての不安がとても大きくなっていました。

しかし、それでも、もう就活を終わらせてしまっていた私にはもう一度就活を始めることはどうしてもできませんでした。

結局、どんな不安があろうと、いざ働いてみなければ分からないと自分に言い聞かせていました。

そうすることで自分を無理矢理納得させていましたし、不安を感じないようにしていました。

数か月後に自分がおかれるかもしれない苦境よりも、目先の就活再開という苦行を避けることを選択したのです。

ここまでが、入社前の出来事になります。

今思えばいくらでも危ない要素はあったのにこのまま就職をしてしまった私は危機感が麻痺していたのかもしれません。

次回からは実際に入社してからについて書いていこうと思います。

ここまで読んでくださった方はありがとうございました。良ければ次の記事も読んでみてください。

それでは、またの機会に。